鉄道の民営化なんて中国じゃ無理

中国“バッタもん”鉄道が崩壊危機!作業員が線路破壊のトホホ★中華人民(毒)報 鉄道作業員が失業編 今年7月に浙江省温州市で大事故を起こした中国高速鉄道で、またもや不祥事が発覚した。11月5日、195kmで運行中のアモイ駅発寧波東駅行きの高速鉄道で、運転士が居眠りをしているとされる画像がネット上で出回り、大きな批判を浴びているのだ。

 人民たちの間で広がる「鉄道不信」は、すでに金融界にも及んでいる。

鉄道事業への融資を拒否する銀行が続出しているのだ。これにより、進行中だった全国の鉄道建設プロジェクトのうち、約9割が資金不足で中断せざるを得ない状況に追い込まれている(『京華時報』10月29日付)。 鉄道建設プロジェクトの停滞により、最も割を食っているのは、現場で働く鉄道作業員だ。『南方都市報』(11月2日付)によると、鉄道路線の建設中止や中断により、多くの作業員が解雇や給与不払いなどの問題に直面しているのだ。事故以降、収入を絶たれた作業員らによる抗議活動は、全国で2000件以上も起きているという。 武漢市の運送業・武智義文さん(仮名・34歳)の身近でも、給与不払いにキレた鉄道作業員が、実力行使に出る事例が発生しているという。 「武漢と石家荘を結ぶ高速鉄道も建設工事がストップしている。それどころか、武漢市郊外の建設現場では、すでに敷かれていたはずの一部線路がなくなっていました。

地元の人によると、給与不払いにしびれを切らした鉄道作業員が、レールをひっぺがして“差し押さえ”したんだそうです」 一方、農民工の大きな出稼ぎ先となっている広東省東莞市でメーカーに勤務する高島功夫さん(仮名・36歳)によると、失業した元鉄道作業員らが「流民(失業放浪者)」となり、治安悪化の原因となっているという。 「この街では、いち早く採用情報を得ようとする農民工が工場周辺にたむろしている光景がよく見られるんですが、最近、彼らの数が明らかに増えている。原因は、鉄道事故をきっかけに失業した各地の元鉄道作業員が、この街に職を求めて押し寄せているから。実際、ウチの工場に面接に来る求職者にも、前職は鉄道作業員だったという人が多い。彼らの流入で求人倍率が低下したせいか、この街ではひったくりや強盗といった犯罪が増えていますね」 労使トラブル増加と失業率上昇、治安悪化に至るまで、鉄道建設プロジェクトの停滞によってドミノ式に広がる社会問題。そうした同プロジェクトの影響力の大きさについて、中国在住のフリーライター・吉井透氏はこう話す。 「高速鉄道と都市交通網を合わせ、11兆円という巨費を投じて進められてきた中国の鉄道網計画は、雇用促進を目的とした『中国版ニューディール政策』としての側面もあった。全国で鉄道建設に従事する農民工は、およそ300万人いるとされています。

さらにその仕送りによって生活している彼らの家族などを含めると、莫大な人たちが恩恵を受けている。鉄道建設プロジェクトが完全に頓挫することで1500万人以上もの人民が食い扶持に困ることになるといわれており、そうなれば今後、大規模な暴動が各地で頻発することにもなりかねません」 このままでは中国自体が“脱線”することにもなりかねない!?取材・文/奥窪優木。

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